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一般社団法人 飛騨・高山観光コンベンション協会
専務理事 山腰 和重
地域の日常を将来へ繋げていくために。
NFTアートは観光客と市民の愛着を育てる装置
モニターツアーに参加された方に『高山市で一番よかった点』をお聞きすると、「地元の人と深くつながることができた」という声がとても多いんです。東京や京都ではできない人との触れ合いです。そのコアバリューを考えると、市民の生活そのものにいきつくんですね。だからこそ日常を大切にしなければなりませんし、持続可能な形で将来に繋ぐためにはどうしたらいいのか、今最も注力しているのが地域への誇りや愛着であるシビックプライドの醸成です。地域の様々なコンテンツに自信や愛おしさを持っていることが日常に豊かさをもたらし、観光客に対しても「遠いところから来てくれてありがとう」とウエルカムの気持ちを持てるようになる。シビックプライドは内側と外側、両方に機能するんですね。

『日本遺産 飛騨匠の技・こころ』NFTアート企画も観光客へ高山市の魅力を伝えることが目的ですが、同時に市民にとっても地元の日本遺産のすごさを自覚していただく機会にもなると思っています。その自覚がぐるっと回って観光客を迎え入れ、ホスピタリティに繋がっていく。観光客と市民の両方から高山市への愛着を育てる装置になればとても嬉しいですね。

また、少子高齢化という現状にあって、それ以上に問題なのが地元に戻る若者が極端に少ないということです。大学や仕事で都市に行き、帰郷を考えるようになったときどう感じるのか、周りにも「高山ってすごくいいね」と言ってもらえるのかどうか。ポジティブな決断の後押しとなるキーは、飛騨高山のブランディングにあると思っています。NFTアートもその取り組みの一つ。最新のデジタル技術でこんなことをやっているんだと知れば、若者の飛騨高山に対する印象が変わるかもしれない。それはやがてシビックプライドに繋がる。高山という地域が頑張ろうとしている姿を、観光客だけではなく一人でも多くの地元の方に見ていただきたいと思っています。

「日本遺産 飛騨匠の技とこころ」NFTアート企画はこちら

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